『サーフボードってどんな種類があるの?』という疑問にお答えする為に、サーフボード種類・難易度別に紹介していきます。
もし、ボード選びに悩んでいるなら、参考になると思いますので是非見て行って下さい。
ミニシモンズ[ mini simonz ]
レベル:中・上級者向け
サイズ:~5‘8ft程度(~172.72 cm)
ボブ・シモンズが考案したサーフボードで、形状は短く・幅が広く・テールエンドを真っすぐに切り落とした珍しい形のボードです。
スピードを出しやすく、レールを入れたターンを行うことでドライブがかなり効くのが特徴的です。
浮力が強く、乗り心地は浮遊感(グライド感)を感じられ“魔法の絨毯”と表現される事もあります。
面が荒れているようなコンディションでは、水面の抵抗を拾ってしまいボード性能を発揮できない事が多いです。
レール to レールが使える、中・上級者向けのボードですね。
フィッシュ[ fish ]
ベル:中・上級者向け
サイズ:~5‘8ft程度(~172.72 cm)
全体的に厚く、テールが“フィッシュテール”と呼ばれる魚の尻尾に似た形なのが特徴です。
浮力が強い為、スムーズなパドリングからの早いテイクオフが可能で、短いボード長とフィッシュテールのおかげで回転性も高く、操作性も悪くないモデルです。
レールが分厚い為、掘れるような急角度の波には向かないものが多いです。
ミニボード[ mini board ]
レベル:中・上級者向け
サイズ:~5‘8ft程度(~172.72 cm)
一般的なショートボードの幅を広げ、長さを短くし、ぼってりさせた感じが特徴のボードです。
注目を浴びたのは、ケリー・スレーターがこの極端に短いボードに乗って、コンテスで一般的なショート以上のパフォーマンスを披露したことから、近年一気に普及し始めました。
一般的なショートより短い事で、回転性が高くよりクイックな動きが出来るのが特徴です。
ショートボード[ short board ]
レベル:中・上級者向け
サイズ:5‘6ft~6‘4ft程度(167.64cm ~ 193.04 cm程度)
サーフボードの中で最も普及しているのが、このショートボーです。
2020年の東京オリンピックに採用されているのも、このショートボードでの競技です。
緩やかな波より、急角度の斜面の波を得意としており、
回転性に優れるので、波しぶきを派手に飛ばす急激なターンや、軽量さを活かし空に飛びだす(エアリアル)、急激に掘れ上がる波の中をくぐり抜けるチューブライディングなどアグレッシブな動きが出来ます。
ファンボード[ fun board ]
ロングとショートの中間に位置するサーフボードを、一様に“ファンボード”と呼びます。
ショートより遥かに浮力が多い為、ショートで対応できない小波でも十分楽しめ、更に安定性に優れるのが特徴です。
ファンボードというと、昔は初心者練習用、遊び用のボードという印象が強かったのですが、最近では見直されハイパフォーマンスな板が多くなってきています。
その中でも、代表的な4種類のボードを紹介します。
初心者用のファンボード
レベル:初心者向け
サイズ:7ft~8ft程度( 213.36 cm ~ 243.84 cm程度)
昔ながらのファンボード
英語は「Fun board」と書き、Fanまさに波乗りを気軽に楽しむ為のボードです。
安定を重視してしますので、パドリングやテイクオフがしやすく、初心者のステップアップにはもってこいのボードです。
ミッドレングス
[jin-iconbox10]レベル:初心者~上級者向け
サイズ:7ft~8ft程度( 213.36 cm ~ 243.84 cm程度)[/jin-iconbox10]
見た目はファンボードに近いですが、より操作性を高めるように進化したボードです。
アグレッシブなサーフィンは出来ませんが、大きなラインでクルージングしていくような“大人のサーフィン”が可能です。
基本的には、コンディションを選ばずに、オールラウンドで活躍出来るボードになります。
こちらも初心者にはおすすめ出来るボードです。
エッグボード
レベル:初心者~上級者向け
サイズ:6ft~8ft程度( 182.88 cm ~ 243.84 cm程度)
ボードの幅を広くし、ラウンドテールという丸みを帯びたテール形状を採用しており、卵のようなデザインが特徴的なサーフボードです。
小波でも波を捕まえやすく、更にラウンドテールのおかげで、回転性も良くパフォーマンス性も高くなっています。
ミニタンカー(ミニロング)
レベル:初心者~上級者向け
サイズ:7ft~8ft程度( 213.36 cm ~ 243.84 cm程度)
ロングボードと似たフォルムですが、長さが短いものをミニタンカー・ミニロングと読んだりします。
ロングと乗り味が似ていますが、短い事で取り回しががしやすく、
体重の軽い女性で『ロングはちょっと大きすぎる』といった方にもロングの乗り味が楽しめるボードです。
ロング同様に、オールラウンド・ハイパフォーマンス・ノーズライダーなどの種類も存在します。
ロングボード[ long board ]
最も歴史が古いサーフボードです。これまでに紹介したサーフボードは全てロングから派生したものです。
その大きな浮力を活かして、遥か沖からウネリをキャッチして、優雅にクルージングするかの如く波乗りをする事が可能です。
正式なコンテストでは、9ft以上をロングと定義していますが、9ft以下のミニタンカー・ミニロングであっても、まとめて“ロング”と呼ばれることが多いです。
ハイパフォーマンス
レベル:中級者~上級者向け
サイズ:9ft~程度( 274.32 cm~)
その大きさから素早い動きが出来ないロングですが、薄く・シャープにする事で、よりアグレッシブなマニューバーを描く事を可能にしています。
ロングボードの中では中・上級者向けのモデルとなっています。
ノーズライド(クラッシク)
レベル:中級者~上級者向け
サイズ:9ft~程度( 274.32 cm~)
昔から姿を変えないクラシカルなデザインで、ボード上でのステップ、ノーズライディングなどをしやすいモデルです。
シングルフィンがターンしにくいのですが、その扱い辛さからノスタルジックを感じて楽しむ人が多いです。
オールラウンド
レベル:初心者~上級者向け
サイズ:9ft~程度( 274.32 cm~)
上記のハイパフォーマンスやクラッシクの特性を兼ね備えた、オールラウンドボードです。
対応できる波質が幅が広く、特に初心者が最も扱いやすいロングボードです。
ガン[ gun ]
[jin-iconbox10]レベル:エキスパート向け
サイズ:8ft~10ft程度( 243.84 cm~ 304.8cm)[/jin-iconbox10]
ビックウェーブ専用のサーフボードです。
巨大な波のトップから一気にボトムに駆け降りる為だけに作られています。
日本程度のサイズでは無用の長物ですが、ワイメアなどの世界的なビックウェーブポイントで使われる特別なサーフボードです。
その他種類のボード
ここからは、少し特殊な種類のボードを紹介していきます。
ソフトボード
レベル:初心者~上級者
サイズ:ショート~ロング
世界中で大流行しているソフトボードです。
ボードの種類というよりは、素材の種類になります。
素材がスポンジ(ソフト)になっており、接触しても大きな怪我にはつながりにくく、サボード自体も欠けたり、割れたりすることがないので、とても気軽に使えるサーフボードです。
これまでは、スクール用のボードというイメージでしたが、近年はソフトボーであっても、性能が高い様々なボード(ロング・ファン・ショート)が続々と発売されています。
特に、板の取り扱いに慣れていない初心者には、最もおすすめ出来るボードです。
あのミック・ファニングも独自のブランド”MF”で、ハイパフォーマンスなソフトボードの開発を行っています。
詳しくは、こちらの記事で解説しています!
スタンドアップパドルボード[ SUP ]
レベル:初心者~上級者
サイズ:6ft~10ft程度( 182.88 cm~ 304.8cm)
スタンドアップパドルボードは、通称SUP(サップ)と呼ばれれています。
これまで紹介したボードより浮力が大きいので、ボードの上に立ち、パドルを漕ぎながら波乗りしたり・海上を散歩できるボードです。
サーフィンと言うよりは、SUP(サップ)という別のスポーツの認識が強いかもしれません。
ハイドロフォイルボード
]レベル:初心者~上級者
サイズ:4ft~5ft程度( 121.92 cm~ 152.4 cm)
空飛ぶサーフィン”ハイドロフォイルボード”です。
ボードの下に取り付けられた特殊なフィン状が揚力を生み出し、まるで空中を飛行するかのようにボードが浮き上がります。
海面とボードが接触しないので、抵抗が少なくかなりのスピードでライディングが可能です。
以上、サーフボードの種類を紹介しました。
ボード選びの参考にしてもらえると、うれしいです。
ちなみに、初心者なら”ファンボード”もしくは”ソフトボード”がいいチョイスかなと個人的に思っています。
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