サーフィンは人生を変えるほどの魅力を持ったスポーツです。
サーフィンの魅力にどっぷりハマってしまった人は、
- 日も登らない時間に起きて、海に向かう
- 真冬の極寒の海でも、飛び込んでいく
- 海に入る為に、仕事を変える
- 海にもっと入る為に、移住を決意する
- 死ぬかもしれない大波に挑む
- 北極の波でさえ乗ろうとする
- サメに腕を食いちぎられても、サーフィンに復帰する

狂っていると思うかもしれませんが、こういう人達は本当にいます。
好き好んでこんな事をしています。しかも、本人達は幸せなのです。
人にここまでさせてしまうサーフィンの魅力とは何か?
今回、サーフィンに興味がある人に向けて、その魅力を伝えていこうと記事にしました。
サーフィンの魅力や、メリット、それに反してのデメリットなんかを伝えていきたいと思います。
この記事を読んで、最高のスポーツであるサーフィンを知るきっかけに、なってくれればうれしいです。
アニメーション動画でも説明していますので、是非ご覧ください。
サーフィンってどんなスポーツ?

サーフィンは、マリンスポーツの一つで、海で起きる波の斜面を、ボードのみで滑走するスポーツです。
歴史は古く、少なくとも、西暦400年頃に、ポリネシア人が、漁の帰りに船で波に乗れることを知り、そこから木製の板に乗る様になった、と言われています。
近年では、2020年東京オリンピックから正式種目として決定するなど、世界的に見て最もメジャーなマリンスポーツになってきています。
更に、サーフファッション、サーフミュージック、サーファーズハウスなど
独特のカルチャーが形成されており、ライフスタイルに大きく影響を与える、特異なスポーツでもあります。
この事から、他のスポーツとは、全く違う魅力があるのは、分かって頂けるかと思います。
↓参考記事:サーフファッションブランド

日本はサーフィンに適しているのか?

結論から言うと、かなり適しています。
世界のトップレベルのポイントと比べると見劣りしますが、サーフィンに必要な波と、ビーチは日本中いたる所に存在します。
特に太平洋側の宮城・福島・千葉・神奈川・静岡・四国・宮崎・沖縄などは、外洋で起きる低気圧のうねりをキャッチするので、年間を通してコンスタントに波があり、更にビーチブレイク(海面が砂)も多い事から、危険性も低く、サーフィンを始める初心者には、とてもいい環境です。
更に、治安やインフラなどを含め、総合的に見れば、世界で最もサーフィンを始めやすい国の1つと言えるでしょう。
海が無い国や、波が立たない国が多くある中で、日本人はかなり恵まれた環境にいますね。
サーフィンの魅力とは

それでは、そんなサーフィンの魅力とは何でしょうか?
結論、
言葉では言い表せません!!
サーフィンには他のスポーツには無い何かが、確実に存在しています。
プロサーファー達はこう表現しています。
『大自然に溶け込み、波と一体となって疾走する感覚は、言葉では言い表せない程の快感です。地上で受けるストレスの全てを忘れさせてくれる。』
サーフィンの魅力とは?
『海に身をゆだね、波のゆらぎ・力強さを感じることで、エネルギーが体に満ちていくのを感じる』
『雄大な自然に囲まれ、全身で自然のパワーの身に受ける事で、活力と幸福感を感じることが出来る。』
『巨大な自然のパワーと対峙し、これまで培った技術と精神力で波と一体になった時、サーフィン以外では決して味わう事の無い、最高の感動が味わえる』
皆、抽象的ですが、確実に何かを感じ取って“快感”や“感動”といった表現をしています。
私も、10年以上サーフィンを続けており、この感覚は身をもって知っています。
サーフィンは上手くなる程、見える景色が変わっていくものです。
もしかしたらプロの方が感じているのは、私の比では無い感覚かもしれませんね。その感覚を味わってみたいです。
一説によると、サーフィン中はセロトニンや、β-エンドルフィンといった脳内物質を分泌しているようです。
[box02 title=”セロトニンとは“]別名“しあわせホルモン”ともいわれるほど、気分を高揚させてくれるホルモンです。
セロトニンが分泌されるには、『日差しに当たる』、『リズム運動』をする必要があるようですが、サーフィンでは当然、日に当たりますし、パドリングやアップス、ライディングなど常にリズム運動を行っています。
逆に、セロトニンが不足すると、不安になったり、落ち込みやすくなったり、最終的には“うつ病”を発症してしまうそうです。[/box02]
[box02 title=”β-エンドルフィンとは“]気分を高揚させ、多幸感をもたらす。つまりハッピーにしてくれる物質です。
また鎮痛作用もあり苦しさや、痛みを一時的に紛らわしてくれる効果もあります。ランナーがよく言う『ランナーズハイ』もβ-エンドルフィンが大きく関係しています。[/box02]
これらの、脳内物質がサーフィン中に分泌され、”得もいえぬ満ち足りた感覚”を感じさせてくれるのでは無いかと思います。
皆さんも、一度味わってしまえばサーフィンの虜になるでしょう。
また、アメリカでは、退役軍人の”心的外傷後ストレス障害”の治療に、サーフィンが有効ではないか?医学的に証明する為に研究が始まっています。
外部リンク:サーフィンはセラピーになるのか?アメリカ海軍が調査に100万ドル投入
それほどまでにサーフィンには、精神にもたらすポジティブな影響があるようですね。
サーフィンのメリット

そんな魅力を持つサーフィンですが、他にもメリットが沢山ありますので、紹介していたいと思います。
スタイルが良くなる


サーフィンは、上半身から下半身までの筋肉、また高度なバランスを求められる為、インナーマッスルなど、全身の筋肉をまんべんなく使うスポーツです。
さらに運動量も多く、上手いサーファーは、皆引き締まったスタイルをしています。
いい波に乗る為に、必然的にそのようなスタイルに近づいていきますね。
健康的な生活になる
夜明け付近は、風が弱くいい波が立ちます。
サーファーは、それに合わせて早起きをするようになります。そうすると自然に早い時間に眠くなります。
明日のサーフィンの為に、深夜番組や深酒を自然に避けるようになっていきます。
勝手に、早寝早起きの健康生活になっていきますよ。
早起きのメリットや、方法は下の記事にまとめています。
参考にどうぞ!

時間が有効に使える、1日が充実する

健康的な生活と似ていますが、朝早い時間に海に入る事で時間を有効に使えます。
例えば、7月なら日の出が早朝4:30、それに合わせてガッツリ2時間入り、着替えを済ませても7:00前です。
休憩を入れて、もう1ラウンド行くもよし、家の用事を済ませるも良し、会社に行くも良し、1日のいいスタートダッシュが切れますね。
精神が安定する
海の真ん中という非日常という環境が、地上で起きるストレスを洗い流してくれます。
また、上記の魅力でも紹介しましたが、セロトニンや、β-エンドルフィンといった脳内物質が、ハッピーな気分にさせポジティブにしてくれます。
私も『こんな悩みなんかどうだっていいか』と何度も自然に教えてもらいました。
他のスポーツもストレス発散効果はありますが、サーフィンは別格に感じています。
自然に対する意識が変わる
サーフィンは特に自然に触れる機会が多いので、環境への意識が確実に変わります。
ゴミのポイ捨てなんて絶対に許せない!そういう人になります。
また、自然に対して自分が如何に無力か?身をもって知ることになります。
波を食らってもみくちゃにされたり・・・、波のリップから空に弾き飛ばされたり・・・
なすすべなく自然に従うしか無い場面に、何度も遭遇していきます。
そんな経験から、自然に敬意を持つような人間になります。
知り合い・仲間が自然と増える

サーフィンは、同じフィールドでプロ~初心者までが楽しむスポーツです。
時には他の人に迷惑をかけてしまったり、掛けられたりしてトラブルになる事もありますが、
危険な事はしない、迷惑を掛けたら謝るなど一般的な常識を持って過ごせば、自然と顔見知り→仲間が増えていきます。
自分とは別の次元で生きている人とも、知り合える場所です。
一人でも出来る
多くのスポーツは、対戦相手や練習相手、パートナーが必要で皆の時間を合わせる必要が有ります。
やりたくても人が居なくて出来ない、やりたく無いのに断れない、時には遅れてくる人を待って、貴重な休日の時間を無駄にしたり、無駄にさせてしまったり、そんな煩わしさがあると思います。
ですが、サーフィンは自由です。
他を気にする事なく、自分の都合で好きな時に、好きな場所で出来てしまいます。
意外とお金が掛からない
サーフィンに必要な道具はいくつかありますが、丁寧に扱えば何年も使えます。
私は貧乏性なので、壊れるまで使い倒すか、知り合いから中古を安く譲って貰っています。
サーフボードやウェットスーツは丁寧に扱えば5年は使えます。
(ボードはもっと使えますが、上達と共に替えたほうがいいです)
しかも、海に入場料はありませんので、いくら頻繁に通っても0円です。
ガソリン代や電車台、保管料は、ポイントまでの位置によって人それぞれですが、
ポイントから近い方は、殆どお金は掛かりません。
老けにくくなる

サーフィンを続けている人は、年齢を感じさせないパワフルな人が多いです!
日々ストレス発散ハッピーな心・早寝早起きの健全な生活・自然で鍛える身体
これを日頃繰り返している人が、老け込む訳ありませんよね。
しかもサーフィンは、年をとっても続けられる生涯スポーツです。
体力が落ちたらサーフボードの浮力を上げて、対応出来ます。
還暦でサーフィンデビューとか、80代でも現役サーファーなんか普通にいますよ。
モテるかも・・・

昔の様にサーファーだからモテるという事はありません。
逆にチャラい等のマイナスイメージが、多いような気がします・・・。
それよりも、サーフィンで鍛え上げた健康的な身体、スタイルが、異性にいい印象を与えます。
その他のメリット
他にも細かいものをあげればキリが無い程、メリットは沢山あります。
個人的な意見も含まれていますが、ご容赦下さい。
- 痩せる
- 精神力が鍛えられる
- 笑顔が多くなる
- ポジティブになる
- 悩みが小さくなる
- ご飯が上手い
- ビールが上手い
- 寝つきが良くなる
- パチンコ行くならサーフィン!という考え方になる
- 競艇行くならサーフィン!という考え方になる
- 買い物行くならサーフィン!という考え方になる
- 禁煙に挑戦するようになる
- サーフィン以外の余分な出費が少なくなる
- 天気に詳しくなる
- 風向きに詳しくなる
・・・等々
サーフィンのデメリット

では、逆にサーフィンのデメリットも見ていきましょう。
難しい
サーフィンは、とても難しいスポーツです。
極めようと思えば、どのスポーツも難しいですが、楽しめるレベルになるまでというと、サーフィンがダントツで難しいです。
例えば、同じ横乗りのスノーボードなら、早い人で半日~3日くらい続ければ、何とか滑る楽しみを味わえると思います。
サーフィンで同じくらいに楽しむには、なんと半年~2年くらい必要です!
もちろん、本人のセンス、サーフボードの種類、海に通う頻度などで、変わりますが一般的にそのくらいかかります。
当然楽しめない間は、サーフィンの本当の魅力を味わえないので、『つまらない』と辞めてしまう人が、本当に多くもったいないです。
↓こちらの記事で、初心者に最も大事なパドリングの練習方法を記事にしています。
良ければ見て行って下さい。

お金が掛かる
これはメリットでも話しましたが、道具は大事に長く使えば、出費を抑える事が可能です。
但し、全くお金が掛からない訳では無いので、それなりに準備が必要です。
サーフィンに必要な道具や、初期投資は下記の記事で紹介しています。

ポイントへの移動が必要

サーフポイントに近く車を持っている方は、気にする必要はありませんが、遠い方や車を持っていない方は、ここがネックで、中々踏み出せない人が多いのではないでしょうか。
車を持っていない方は、駅近くのサーフポイントでサーフボードや、ウェットを保管してもらうサービスを利用してみてはいかがでしょうか。これなら手ぶらで向かえばOKです。
遠方の方は、潔く高速代を払って向かうか、相乗りして費用を抑えるなどが良いですね。
日焼けする
紫外線はサーフィンにとって最大の敵です。
ですが最近は、サーファー専用の強力な日焼け止めが続々発売されています。
良い時代になりましたね。
強力なので、塗りむらがあると、そのまま日焼けムラになってしまいますのでしっかり塗りましょう。
身体はラッシュガードや、帽子などでガードすれば、かなり日焼けのリスクは低減できるはずです。
下の記事でおすすめの日焼け止めを紹介しています。

波が無いと、サーフィン出来ない
せっかくの休みなのに波が無い・・・。
やる気に満ち溢れている時に限って波が無い・・・。
そんな事しょっちゅうあります。
でも自然相手だから仕方無いと割り切って、他の事をしましょう。
おすすめは、サーフスケートです。
サーフィンに近い動きが出来るので、イメージトレーニングや足腰強化に最適です。

海に行けない時に落ち込む


自分が行けない時のコンディションってすごく気になります。
海に行け無い時に限って、いい波が来るんです。そしてメチャクチャ落ち込みます。
『なんで今日なの・・・涙』って
デート中、スマホで波情報見て、深い溜息。
そして彼女に怒られる「一緒に居ても楽しくないんだ、海と結婚すれば!」
よく聞くパターンです。
真面目にサーフィンしている人なら誰でもそうなるです。
決して彼女よりサーフィンの方が大事な訳では無いんだけど、態度と顔に出てしまいます・・・。
サーフィン魅力まとめ

[box03 title=”この記事のまとめ”]
〈サーフィンの魅力〉
“言葉では表現出来ない満ち足りた感覚”を味わえる事
(脳内物質 エストロゲン、βエンドルフィンが深く関係している?)
〈メリット〉
沢山あるが、まとめると“健全な身体と精神が手に入る事”
〈デメリット〉
“道具や移動で掛かる費用や、難しさの余り辞めてしまうリスク”
[/box03]
デメリットもありますが、そんなの吹き飛ばしてくれる位に、サーフィンは魅力的なスポーツです。
人生を変えるほどの可能性を秘めたサーフィン、是非興味があれば挑戦してみてはいかがでしょうか。
私もこのブログを通して、皆さんの力になれる記事を書いていきたいと思います。
以上、サーフィンの魅力でした。
もし、『始めてみたい!』と思った方の為に、下の記事でサーフィンの始め方を詳しく説明しています。
興味があれば是非ご覧ください!
