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ウェットスーツ全9種類や素材を解説!季節・地域ごとの選び方やメンテナンス方法も!

クジラちゃん

そろそろウェットスーツが欲しいんだけど、たくさん種類があるよね。
どれを選べばいいかな?

Hako

ウェットスーツを買うなら、しっかりと自分の目的にあったものを選ぶのが大事!

サーフィンを行う上で、欠かせないアイテムなのが『ウェットスーツ』です。

冷たい海水や風から、体温を低下させないようにするのは当然ですが、その他にもウェットスーツには怪我予防・水難事故防止など多くのメリットがあります。

今回、そんなウェットスーツのメリット・種類・選び方・素材・メンテナンス方法など、購入する上で知っておきたい方法を一挙にまとめてみました。

是非、ご覧ください。

この記事を読んで分かる事

・ウェットスーツを着るメリット

・ウェットスーツの種類とその特徴

・地域季節に合わせた選び方

・ウェットスーツの素材

・メンテナンス方法

・おすすめのブランド

目次

ウェットスーツを着るメリット

体温の低下を防ぐ

ウェットスーツの最も重要な機能として、体温の低下を防ぐ”保温”が挙げられます。

ウェットスーツというと、水の侵入を遮断させるイメージを持つ方がいますが、それは間違いです。(完全に遮断するものは”ドライスーツ”と呼ばれます)

ウェットスーツの場合は、海に入るとスーツの中にも海水が流れ込みます。

ですが、肌と密着するスーツにはごく少量の水しか入ってきません。
肌とスーツの間に水の層ができ、その水が体温によって温められる事で保温します。

なので、最初はどうしても『冷たい』と感じますが、すぐに暖かくなります。

また、ウェットスーツの生地はネオプレーンゴムという素材がメインで、保温性が高く冷たい海水に熱が奪われるのを防ぎます。

怪我から身を守る

ウェットスーツは保温以外にも、怪我の予防に非常に効果的です。

ウェットスーツを触った事のある方は分かると思いますが、クッション性に優れているので衝撃を緩和してくれます。
さらに生地自体の耐久性も高いので、切り傷にも強いのが特徴。

サーフィンの場合、恐い怪我は”フィン”による裂傷ですよね。
ボードと一緒に波に巻かれるなどで、フィンによりザックリ・・・といった怪我はよく聞く話です。
 
特に水に長い間浸かって、ふやけた肌は裂傷しやすくなっています。

夏場でも、ウェットスーツを着ている方がいますが、多くはこのけが予防が目的です。

日焼けを防げる

見た目のとおりですが、日焼け防止には効果的です。
1mm以上の生地厚がありますので、紫外線はかなりシャットアウト出来ます。

露出している部分は、通常の日焼け止めを塗りましょう。
最近は、サーフィン用で非常に強力な日焼け止めが発売されています。

詳しくは、こちらの記事でまとめています。

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水難事故を防ぐ

ウェットスーツのあまり知られていないメリットが”水に浮きやすい”という事です。

使われている生地には、多くの空気が閉じ込められています。
これは、外部の水温から保温性を上げる為ですが、副産物として浮力が高まります。

ウェットスーツを着ているだけで、水に浮かびやすくなるので、特に泳げない方にとっては強い味方になるはずです。

ウェットスーツ全9種類

快適にサーフィンを行うには、季節に合わせたウェットスーツの種類を選ぶ必要があります。

冬に露出が多いウェットスーツでは凍えるのは当然ですが、水の中だからと言って夏にフルスーツを着るのもかなり辛いです。

季節別に最適なウェットスーツが存在しますので紹介します。 

フルスーツ

サーファーならマストなアイテムが、この『フルスーツ』
寒い時期に必要不可欠な長袖・長ズボンのウェットスーツになります。

極寒地でも使える完全防水のドライスーツや、ファスナーが防水加工され、ごく少量の海水しか侵入しないセミドライなど幅広いラインナップが存在しています。

冬場をとおして1年中サーフィンするなら、必ず手に入れましょう!

シーガル

外気は暖かいが、水温が冷たい春先には『シーガル』が最適です。

袖が短い分、パドリングを行いやすく、見た目の印象がスマートで人気の高いウェットスーツです。

ロングジョン

気温は高いが海水がとても冷たい日に最適なのが『ロングジョン』です。
春先で気温が一気に上がる日には、最高にフィット。

シーガル以上にパドリングをしやすいので、サーフィンにとても向いているウェットスーツです。
後述する、『タッパー』と組み合わせればフルスーツの代用にもなり、とても重宝します。

ロングスプリング

水温はまだ暖かいが、気温が下がる秋に使用するのが『ロングスプリング』

長袖によって、日焼け防止となるので女性にも人気が高いウェットスーツです。

スプリング

昼間は水着でOKでも朝晩冷え込む場合には、半袖半ズボンの『スプリング』があると非常に便利です。

水のとおりが良いので、気温が上がってきても、耐えられない程の暑さにはなりません。
怪我の予防で、真夏の昼間でも着用する方もいます。

ショートジョン

こちらも、スプリング同様に夏でも朝晩冷え込む場合に最適の『ショートジョン』です。

タッパーを合わせればロングスプリングとしても代用出来るのでおすすめ。

ワンピース

女性仕様のショートジョンを『ワンピース』と呼びます。

ハイレグカットにより女性らしいスタイリッシュな装いとなり、綺麗な日焼けラインとなるのが特徴です。

タッパー

真夏でも、風が強く肌寒い日には『タッパー』がおすすめ。

水着の上にさっと羽織るだけなので、着替えやすさは抜群です。
ジップの位置がフロント・サイド・バックなど、様々種類があります。 

ベスト

真夏でも肌寒い時や、胸や腹のスレが気になる場合は『ベスト』がおすすめ。

動きを制限する部分が無いので、思い切りサーフィンを楽しめます。

地域・季節に合わせたウェットスーツ

実際にウェットスーツを購入する場合、地域や季節の水温に合わせたものを選ぶ必要があります。

ここでは、四季ごとに全国の海水温度と、おすすめのウェットスーツをまとめてみました。

〈春におすすめのウェットスーツ〉

  • 水温10~15℃:セミドライ5mm
  • 水温15~20℃:フルスーツ3mm
  • 水温18~22℃:シーガル・ロングジョン
  • 水温20~25℃:スプリング

〈夏におすすめのウェットスーツ〉

  • 水温20~25℃:スプリング
  • 水温22~25℃:ショートジョン・ワンピース
  • 水温25~30℃:ベスト・タッパー

〈秋におすすめのウェットスーツ〉

  • 水温10~15℃:セミドライ5mm
  • 水温15~20℃:フルスーツ3mm
  • 水温18~22℃:ロングスプリング
  • 水温20~25℃:スプリング

〈冬におすすめのウェットスーツ〉

  • 水温0~10℃:ドライスーツ
  • 水温10~15℃:セミドライ5mm
  • 水温15~20℃:フルスーツ3mm

ウェットスーツの素材

スキン

ウェットスーツの中核となる素材。
クロロプレンゴムペレットや発泡剤を原料としており、スポンジのようなバブル構造で断熱効果が非常に高く、水を通さない素材です。

表面はツルっとしており、肌への密着性が高いので、手首・足首・首などの末端部分に用いる事で水の侵入を最小限に出来ます。

但し、耐久性はあまり良くないので、大部分は後述するジャージ素材や、起毛素材を表面に張り付けるのが一般的です。

ジャージ

ニット地の表面素材。
上記のスキンと比較して、耐久性や強度が非常に高いのが特徴です。

さらに、スキンは黒一色ですがジャージ記事は多数の色が存在するので、様々なデザインを作り上げる事が出来ます。

但し、水を吸いやすく肌への密着性も低い事から、表面的な素材として使われます。

起毛

2006年頃から主流になった、比較的新しい素材。
この起毛素材により、肌触りの向上や、水を効率よく保持し保温力を高める事が出来ます。

肌に直接触れる素材でもあるので、ユーザー評価を左右しやすく、各社新素材の採用や開発に力を入れている素材でもあります。

ウェットスーツのメンテナンス

ここでは、ウェットスーツのメンテナンス方法を紹介します。

使用後に、そのまま放置するのは絶対にNG!
しっかりとメンテナンスすれば、長く保温性や柔軟性を維持できますので必ず行いましょう。

水洗い方法

海から上がったら、しっかりと水またはぬるま湯で手洗いしましょう。

ウェットスーツの素材は塩分に弱く、そのまま放置すると劣化が非常に速くなります。
なるべく、ウェットスーツが乾く前に海水を洗い流しましょう。

この時、大きなバケツがあると洗うのに非常に便利。
さらに、着替えの足場にもなるのでサーフィンには欠かせない道具です。

おすすめの『TOOLS バケツ』を、下記の記事にまとめています。

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さらに、ウェットスーツの繊維にワックス・砂・アンモニア・皮脂など汚いものが、溜まり続けています。

定期的にウェットシャンプーで汚れを洗い流しましょう。

おすすめは、洗浄と柔軟が一度に行える『アロマウェット』です。
非常に便利なので、ウェットスーツを購入したら準備しておきましょう。

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ウェットスーツを洗う上で、熱いお湯を使わないようにしましょう。
生地を張り付けている接着素材が、弱まる場合があります。

乾燥方法

紫外線による劣化を防ぐため、直射日光を避け、風通しの良いところで影干しをしましょう。

乾燥機・脱水機・アイロンはウェットスーツを傷めますので絶対に使用しないようにしましょう。

保管方法

日が当たらない、風通しが良い場所に保管します。

また、シワや型くずれを防ぐためハンガーに吊るすのが一般的ですが、細いハンガーですと肩の形状が崩れてしまうので、ウェットスーツ専用ハンガーがおすすめです。

修理方法

ウェットスーツに裂けや破れなどの損傷が発生した場合、専門店に依頼し修理する事も出来ますが、おすすめは自分で修理するセルフリペアです。

簡単な上に、早くて安上がりですよ!

詳しくは、下記の記事で解説していますので参考にして下さい。

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↓こちらは、修理キットです。
 これがあれば大半の損傷は修理可能ですよ!

ウェットスーツまとめ

まとめ

・着るメリットは、保温/怪我&日焼け予防/水難事故防止!

・ウェットスーツは全部で9種類、水温/気温で使い分け!

・メンテナンスは、手洗い/陰干し/専用ハンガー保管!

また、ウェットスーツのおすすめブランドは、下記の記事で詳しく紹介しています。
是非、ご覧ください。

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