現在、主流となっているフィン着脱システムのFCS2
これまでと違いねじを回して着脱する必要が無く、ワンタッチでフィンを切り替えられる為
画期的なフィンシステムとして、シェアを急速に拡大しています。
しかし、欠点はその着脱時の“かたさ”です。
サーフィン中にフィンが外れないように、するためにある程度のかたさは、必要かと思いますが
組み合わせによっては、かたすぎて着脱に手こずる方も多いのではないでしょうか。
思い切り体重を掛けてやりたいけど、ボードはすごくデリケートで下手に力を入れればクラッシュする可能性があり恐い。
そもそも、女性や子供ではいくら力を掛けても、着脱出来ない場合もありますよね。
出来たとしても、手にフィンが食い込んで痛い・・・。
そんな悩みを解決する為、開発されたのがFIN BITE(フィンバイト)です。
今回、フィンバイトを購入してみましたので、本当に簡単に着脱出来るか?
検証してみることにしました。
FIN BITE(フィンバイト)の特徴
サーフボードリペアーシステムを手掛ける、SURF-AIDが開発したフィン脱着ツールが、フィンバイトです。
FCS2の着脱はもちろん、FUTURESの取り外しまで行える万能アイテムです。
日本製という事もあり、品質は安心できますね。
実物はこちらです。
オカリナのような、ブーメランのような不思議な形をしています。
中はこのようにフィンが入るように、くり抜かれています。
プラスチックは分厚く、簡単に壊れるような作りでは無さそうです。
表面はツルツルしており、手で握る部分はグリップしやすいように、凹凸形状になっています。
ユーザーレビューでの評価は?
ユーザーレビューの評価はどうか調べてみました。
評価:5点
Amazon、楽天、Yahooより レビュー評価引用
すごく良いです。力いらずで簡単に脱着出来ますのでお勧めです。
この1件しか、ありませんでした・・・・。
まだ発売から時間が経っていないので、レビューも少ないみたいです。
実際にフィンを着脱してみた
それでは、実際に使用してみたいと思います。
FCS2フィン取り付け時
まずは、いつもどおりにフィンをフィンボックスに差し込みます。
ここで、フィンの上からフィンバイトをかぶせるようにします。
フィンバイトの先端を、押し下げます。
『ボコっ・・・』
簡単に入ってしまいました。
今まであんなに苦労していたのに、拍子抜けするぐらい簡単でした。
これなら、お子さんでも何とか入れられると思います。
FCS2フィン取り外し時
次にフィンを取り外してみたいと思います。
先ずは、FCS2からです。
先程と同様に、フィンの上からフィンバイトをかぶせます。
先端を持って、今度は引き上げます。
『バコっ・・・』
こちらも簡単に、取り外す事が可能です。
今までは、タオルをグルグル巻きにして、昇竜拳を食らわせて外していました。
もうこれで、そんな過去ともおさらばです。
FUTURESフィン取り外し時
次にFUTURESフィンです。
使用するボードはこちらです。
長年着けっぱなしにして、塩で固まっているので相当固いです。
(先日、類似品のフィンプラーという製品を試した時に、サイドフィンを外してしまったので、今回はセンターで試してみます)
FUTURESの場合FCS2とは逆で、フィンの前側を浮かせるように、先端を引き下げます。
逆方向に力を掛けてしまうと、破損する可能性があるので注意してください。
同様に、フィンの上からフィンバイトをかぶせます。
そして、先端を引き下げるように押し込みます。
『スカッ・・・。』
塩が入り込んでかなり固い思いますが、それより先にフィンバイトが抜けてしまいます。
フィンの前方を浮かせようとすると、フィンのアーチに沿ってバイトが抜けてしまい、力が入りません。
説明書では先端を持つと、抜けやすいと書かれていますが、根元を持つとテコの原理が使えません。
ただの手を保護するカバーにしかなりません。
何とか体重を掛け、抜けないようにしながら、押し下げる事で抜けましたが、フューチャーは期待しない方がいいです。
他にも、気になった点が二つあります。
一つは、フィンとフィンバイトの接点が刃先になっている点です。
このように、フィンの刃先が接点になっているので、着脱の力が刃先に集中してしまいます。
数回、着脱した感じではキズは残りませんでしたが、頻度が多い方は注意が必要です
もう1点は、表面がツルツルしていて、少し滑りやすいです。
握りやすいように、形状は工夫してくれて有りますが、少し不安が残ります。
特に水にぬれた際には、注意が必要と感じました。
まとめ
[box03 title=”レビューまとめ“]・日本製で品質は安心
・FCS2の着脱は簡単に出来る
・FUTURESフィンを抜くときに、バイトがずれて使いにくい
・着脱時にフィンの刃先に力が掛かるので、傷が出来やすい
・表面がツルツルして滑りやすい[/box03]
以上、FIN BITE(フィンバイト)のレビューでした。
いかがだったでしょうか。
FCS2フィンの着脱は本当に簡単に出来ますし、価格も安いので、おすすめ出来る商品です。
また類似製品の『フィンズアウト』、『フィンバイト』との比較を下記の記事で行っていますので、是非ご覧になって下さい。
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