サーフィンのテイクオフ4種類を比較|先に着くのは後ろ足?前足?初心者はどれから?

この記事は、テイクオフを人に教わって「人によって言うことが違う」と混乱している人向けです。代表的な4種類のテイクオフについて、難易度・スピード・安定性と向いているボードをまとめます。
この記事の要点
- テイクオフには複数の種類があり、教える人によって言うことが違うのはそのため
- いちばん簡単で安定するのは「正座テイクオフ」。初心者の第一歩におすすめ
- 「腕立て伏せテイクオフ」はつま先を使うので、ファン〜ロングなど長いボード向け
- 「手羽先テイクオフ」はスピードと安定性のバランス型
- 最終的に行きつくのは最速の「スタンダードテイクオフ」。足は「わずかに後ろ足が先」
テイクオフは、サーフィンの上達でいちばん大切と言ってもいい動きです。うまくできなければ波に乗れないのはもちろん、動きの遅れや位置・角度によっては波の力をうまく使えず、スピードが出ません。
ところが、教わる人によって「言っていることが違う!」ということはないでしょうか?
両足を同時に着くんだ
先に後ろ足を着いてから、前足を引き付けます。
まず、腕立ての様に身体を持ち上げて・・・
まず、上半身を反るように持ち上げて・・・
こうなるのは、テイクオフに複数の種類があるからです。種類の説明をしないまま自分のテイクオフを説明するので、聞く側が混乱してしまいます。ここでは代表的な4種類を紹介します。
記事中のテイクオフの名前は、筆者が独自につけたものです(一般的に区別された名前がなかったため)。この記事を読んでいない人には伝わらないので注意してください。
正座テイクオフ(Sliding the knees):初心者向け

| 難易度 | 1点 |
| スピード | 2点 |
| 安定性 | 5点 |
| ボード種類 | ショート ~ ロング 全般 |
いちばん簡単なテイクオフが「正座テイクオフ」です。両ひざを引き寄せて正座の体勢を作ってから、前足→後ろ足の順に立ち上がります。
時間はかかりますが、無理のない体勢なので安定性はバツグンです。テイクオフがなかなか安定しない人、腕立て伏せができないほど筋力に自信がない人、体がかたく背中を反らせない人にもおすすめです。慣れてきたら、下で紹介するテイクオフに挑戦していきましょう。
腕立て伏せテイクオフ(Push Up):長いボード向け

| 難易度 | 2点 |
| スピード | 3点 |
| 安定性 | 4点 |
| ボード種類 | ファン ~ ロング |
腕立て伏せの動きから立ち上がるテイクオフです。腕立て伏せの要領で上半身を起こし、後ろ足をセットしてから、前足を胸元に引き込みます。
正座テイクオフと比べて「座る」体勢をカットしているぶん、ワンテンポ速く立てます。
つま先を支えにするので、長いボードでなければできません。ショートボードでは足場がないので注意してください。
手羽先テイクオフ(Chicken Wing):スピードと安定のバランス型

| 難易度 | 3点 |
| スピード | 4点 |
| 安定性 | 4点 |
| ボード種類 | ショート ~ ロング 全般 |
スピードと安定性のバランスがとれたテイクオフです。まず下半身をねじって後ろ足をたたむようにセットし、そこから前足を引き込みます。
体が浮かないので安定性が高く、2テンポで立てるスピードもあります。
スタンダードテイクオフ(Pop Up):最速の最終形

| 難易度 | 4点 |
| スピード | 5点 |
| 安定性 | 3点 |
| ボード種類 | ショート ~ ロング 全般 |
上達を求めていくと行きつく、最速のテイクオフです。両足を同時に引き込みながら、後ろ足・前足の順に着きます。
プロは一瞬で動作を終えるので「どちらの足が先か」とよく議論になりますが、正解は「わずかに後ろ足が先」です。同時に着いているように見えても、後ろ足のほうがボードに近いぶん先に着きます。
このテイクオフはバランスを崩しやすく、間違ったスタンスになりやすい面もあるので、初心者が無理にやる必要はありません。自分に合ったテイクオフから始めましょう。
どのテイクオフから始めても、上達していけばスタンダードテイクオフに行きつきます。たとえば下の動画の人は、前半のゆっくりした動きでは「手羽先」に近く、後半の素早い動きでは「スタンダード」になっています。
自分のテイクオフと違うところがあれば、近づけるように直してみてください。手の位置や足の運びを6つのステップで細かく知りたい人は、スタンダードテイクオフのやり方の記事をどうぞ。
テイクオフ種類まとめ(どれから始める?)
正座テイクオフ(Sliding the knees)
いちばん安定して簡単。初心者の入門用におすすめ
腕立て伏せテイクオフ(Push Up)
ファン〜ロングなど長いボードでできる。正座からのステップアップに
手羽先テイクオフ(Chicken Wing)
安定性とスピードのバランス型
スタンダードテイクオフ(Pop Up)
テイクオフを極めると行きつく最終形。目指すならここ
迷ったら、まずは正座テイクオフで安定させて、最終的にスタンダードテイクオフを目指す流れがおすすめです。
教える人によって、いきなりスタンダードを教える人もいれば、正座や腕立てから段階的に教える人もいます。先に「どのテイクオフを教えようとしているのか」を確認しておくと、混乱せずに上達できます。
自分に合うテイクオフを探すなら、動きを写真つきで解説している本もあると便利です。









