サーフィンワックスの正しい塗り方|ベースコート・トップコートの手順とグリップ力を上げる5つのコツ
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サーフィンのワックスの塗り方がよくわからない人、塗ってもすぐ滑ってしまう人に向けた記事です。
ワックスの種類(ベースコート・トップコート)と水温の目安、グリップ力が上がる正しい塗り方を、写真つきの手順で解説します。
先に結論:グリップ力を上げる5つのポイント
- トップコートの種類に迷ったら、暖かい水温用(硬め)を選ぶ
- ベースコートでツブをしっかり作る。トップコートはその上にのせるだけ
- ワックスは円を描くように塗り、ときどき回す向きを変える
- 暑くなっていく時期は、先に真夏用(トロピカル)などの硬いワックスを塗っておく
- ツブがつぶれてきたらワックスコームでグリップを復活させる
サーフィンワックスの種類と水温の目安

サーフィンのワックスは、大きく分けて2種類あります。
- トップコート(画像上):足が直接ふれる、グリップ力の高いワックス。海に入る前に毎回塗ります。水温に合わせて数種類あります
- ベースコート(画像下):ボードに直接塗る下地用のワックス。最初に塗るときだけ使います。水温が変わっても流れ落ちないよう、トップコートより硬めです
まずベースコートをボードに塗り、その上から水温に合ったトップコートを重ねるのが基本です。
トップコートは、ブランドによってちがいますが、だいたい次の4種類があります。
- コールド:水温14℃以下(真冬)
- クール:水温12〜20℃(秋・冬)
- ウォーム:水温17〜25℃(春・夏)
- トロピカル:水温25℃以上(真夏)

※水温の目安は、画像の「Sticky Bumps(スティッキーバンプス)」のものです。ブランドによって多少ちがうので、パッケージの表示を確認してください。
コールドは冷たい水でもグリップするようにやわらかく、トロピカルは温かい水でちょうどよいグリップになるように硬く作られています(ベースコートはさらに硬め)。
ワックスを塗るときは、ベースコートと、水温に合ったトップコートの2つを用意しましょう。
季節の変わり目でトップコートの種類に迷ったら、暖かい水温用を選びましょう。
冷たい水で硬いワックスを使ってもある程度はグリップしますが、逆に温かい水でやわらかいワックスを使うと、すぐに落ちてグリップがなくなります。
上の画像でも紹介した「Sticky Bumps」は、ベースコートと水温別のトップコートがそろっているので、はじめてワックスをそろえる人に向いています。
サーフィンワックスの正しい塗り方【4ステップ】
ここからは、実際の塗り方を順番に解説します。
手順1. ワックスを塗る範囲を決める

まず、ワックスを塗る範囲を決めます。上の画像のオレンジ色の部分が、一般的に塗る範囲です。
ただし、これが正解というわけではありません。目的は足が滑らないことなので、自分が必要だと思う部分には塗りましょう。
手順2. ベースコートを塗る

まず、下地になるベースコートを塗ります。
ボードにすでにワックスが塗ってある場合は、しっかりはがしてから塗り始めましょう。はがし方はこちらの記事でくわしく説明しています。
関連記事サーフィンワックスの剥がし方|スクレーパーとリムーバーできれいに落とす手順
ベースコートには、2つの目的があります。
- トップコートがボードからはがれにくくなる下地になる
- ボードの上にツブツブの凹凸を作ってグリップを上げる
凹凸はトップコートで作ると思っている人もいますが、トップコートはやわらかいので、サーフィン中に少しずつはがれたり体重でつぶれたりします。だからこそ、ベースコートでしっかり凹凸を作ることが大切です。
ベースコートは、ツブツブの凹凸ができるまでしっかり塗りましょう。トップコートはその上にのせるだけです。
こうすると、長い時間サーフィンしてもグリップ力が落ちにくくなります。
実際の塗り方は次のとおりです。
- 塗る範囲のふちに線を引く:ベースコートで線を引いて目印をつけます(塗っているうちに、どこまで塗るつもりだったかわからなくなるので)
- 範囲の中に格子状の線を引く:線の上にワックスが集まり、ツブが均等にできやすくなります。フットマークがついたボードは、マークの凹凸にそってツブができてしまうので、この線が特に効果的です
- ワックスの角を立てて、円を描くように塗る:最初はワックスがのりにくいですが、だんだんツブができて、ゴリゴリと音を立てながらワックスが削れていきます
- ツブが育つまで続ける:力を入れすぎるとつぶれてしまうので、だんだん力を抜いていきましょう

ワックスは円を描くように塗りましょう。回す向き(時計回り・反時計回り)も、ときどき変えてください。
同じ向きで塗っていると、ツブがかたよってしまいます。


ベースコートの使用量は、ショートボードならワックス1個の約30〜50%、ロングボードなら約70〜100%が目安です(塗る面積や好みで変わります)。
ここまでできたら、ベースコートは完了です。
ベースコート用は、硬めで溶けにくいワックスを選びます。
手順3. トップコートを塗る

次にトップコートを塗ります。水温に合ったトップコートを選びましょう。季節の変わり目なら、暖かい水温用を選ぶのがおすすめです。
春など、暑くなっていく時期は、先にトロピカルなどの真夏用の硬いワックスを塗っておきましょう。
冷たい水温用のやわらかいワックスの上には、硬いワックスがのりにくいからです。

塗り方はベースコートと同じです。円を描きながら、ベースコートのツブの上にのせるように塗っていきます。
量は好みでかまいませんが、ベースコートほどしっかり塗る必要はありません。多くてもベースコートの3分の1くらいで十分です。
これで、海に入る前のワックスアップは完了です。トップコートは、海に入る前に毎回塗り直しましょう。
トップコートは水温に合ったものを。定番のスティッキーバンプスはまとめ買いが割安です。
手順4. ワックスコームでグリップを復活させる

トップコートを何度も塗り直していると、ツブがつぶれて凹凸がなくなっていきます。特に冬はワックスが硬く、なかなかのらないことも多いです。
そんなときに便利なのが、上のワックスコームです。ギザギザの部分で古いワックスにすじを入れて、凹凸を作ります。
ワックスコームを使うだけでも、グリップがかなり復活します。特に冬に活躍するので、1つ持っておきましょう。
おすすめは、ワックスボックスとコームがセットになったものです。ワックスとコームをまとめて持ち運びたい人に向いています。
まとめ:ベースコートでツブを作るのがいちばんのコツ
- トップコートの種類に迷ったら、暖かい水温用を選ぶ
- ベースコートでツブをしっかり作り、トップコートはのせるだけ
- ワックスは円を描くように塗り、ときどき向きを変える
- 暑くなっていく時期は、先に真夏用の硬いワックスを塗っておく
- グリップが落ちてきたらワックスコームで復活させる
古いワックスをはがしたいときは、ワックスの正しいはがし方もあわせて読んでみてください。





