ウェットスーツの種類(全9種)と選び方|季節・水温の目安、素材、メンテナンス方法
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そろそろウェットスーツが欲しいんだけど、たくさん種類があるよね。
どれを選べばいいかな?
ウェットスーツを買うなら、しっかりと自分の目的にあったものを選ぶのが大事!
はじめてウェットスーツを買う人、種類が多くてどれを選べばいいか迷っている人に向けた記事です。
ウェットスーツを着るメリット、全9種類の特徴、季節・水温に合わせた選び方、素材のちがい、長持ちさせるメンテナンス方法がわかります。
この記事の要点
- 着るメリット:保温、けが予防、日焼け予防、水に浮きやすくなる
- 種類は全9種類。1年中サーフィンするなら、まずはフルスーツが必須です
- 選び方の目安:水温15〜20℃ならフルスーツ3mm、10〜15℃ならセミドライ5mm、20〜25℃ならスプリング
- メンテナンス:使ったらすぐ真水で洗う → 日かげで干す → 太めの専用ハンガーで保管
ウェットスーツを着る4つのメリット
体温の低下を防ぐ(保温)

ウェットスーツのいちばん大事な役割は「保温」です。
水をまったく通さないと思われがちですが、それはまちがいです(水を完全に通さないものは「ドライスーツ」と呼ばれます)。
ウェットスーツは、海に入るとスーツの中にも海水が入ってきます。ただ、肌にぴったりくっついているので入る水はごく少量です。
肌とスーツの間にできた水の層が体温で温められて、体を保温します。
そのため、入った直後は冷たく感じますが、すぐに温かくなります。
生地のメインはネオプレーンゴムという素材で、保温性が高く、冷たい海水に熱をうばわれるのを防ぎます。
けがから身を守る

ウェットスーツは、けがの予防にもとても効果的です。
クッション性があるので衝撃をやわらげてくれますし、生地自体が丈夫なので切り傷にも強いのが特長です。
サーフィンでこわいのは、フィンによる切り傷です。ボードといっしょに波に巻かれて、フィンでざっくり…という話はよく聞きます。長く水につかってふやけた肌は、特に傷つきやすくなっています。
夏でもウェットスーツを着ている人がいるのは、このけが予防が目的のことが多いです。
日焼けを防ぐ

見た目どおり、日焼け防止にも効果的です。肌をおおう部分は、紫外線をかなりカットできます。
顔や手足など、出ている部分には日焼け止めを塗りましょう。サーフィン向けの日焼け止めは、こちらの記事でまとめています。
関連記事サーフィン・海水浴向け 日焼け止めおすすめランキング|水に強いクリーム・スティック・リップとSPF・PAの選び方
水に浮きやすくなる

あまり知られていないメリットが、水に浮きやすくなることです。
ウェットスーツの生地には、たくさんの空気が閉じこめられています。これは保温性を上げるためですが、そのおかげで浮力も高くなります。
着ているだけで浮きやすくなるので、泳ぎが苦手な人にも心強いポイントです。
ウェットスーツの種類は全9種類

快適にサーフィンするには、季節に合った種類を選ぶことが大切です。
冬に肌が出るタイプでは凍えてしまいますし、夏にフルスーツを着るのもかなりつらいです。ここでは9種類の特徴を紹介します。
フルスーツ

長袖・長ズボンのウェットスーツです。寒い時期には欠かせません。
ファスナーなどに防水加工をして水が入りにくくした「セミドライ」や、水を完全に通さない「ドライスーツ」など、寒さに合わせたタイプがあります。
冬もふくめて1年中サーフィンするなら、必ず手に入れたい1着です。
シーガル

半袖・長ズボンのタイプです。気温は暖かいけれど水温が冷たい春先に向いています。
袖が短いぶんパドリングしやすく、見た目もすっきりしていて人気があります。
ロングジョン

袖なし・長ズボンのタイプです。気温は高いけれど海水がとても冷たい日に向いています。春先、気温が一気に上がる日にぴったりです。
シーガルよりさらにパドリングしやすく、サーフィン向きです。後で紹介する「タッパー」と組み合わせれば、フルスーツの代わりにもなります。
ロングスプリング

長袖・半ズボンのタイプです。水温はまだ暖かいけれど、気温が下がってくる秋に向いています。
腕の日焼けを防げるので、女性にも人気があります。
スプリング

半袖・半ズボンのタイプです。昼は水着で大丈夫でも、朝晩は冷える時期にあると便利です。
水の通りがよいので、気温が上がってきても暑すぎにはなりにくいです。けが予防で、真夏の昼に着る人もいます。
ショートジョン

袖なし・半ズボンのタイプです。スプリングと同じく、夏でも朝晩が冷えるときに向いています。
タッパーと組み合わせれば、ロングスプリングの代わりにもなります。
ワンピース

女性用のショートジョンを「ワンピース」と呼びます。
ハイレグカットで女性らしいスタイリッシュな見た目になり、日焼けのラインがきれいに出るのが特長です。
タッパー

上半身だけのジャケットのようなタイプです。真夏でも風が強くて肌寒い日におすすめです。
水着の上にさっと羽織るだけなので、着替えがとても楽です。ファスナーの位置は前・横・後ろなど、いろいろあります。
ベスト

袖なしの上半身用です。真夏でも少し肌寒いときや、胸やお腹のすれが気になるときにおすすめです。
動きをじゃまする部分がないので、思いきりサーフィンを楽しめます。
季節・水温に合わせたウェットスーツの選び方
実際に買うときは、サーフィンする地域や季節の水温に合わせて選びます。
季節ごとの日本の海水温の図と、水温別のおすすめをまとめました。海水温の図は、記事を書いた当時(2019年)の気象庁のデータです。最新の水温は気象庁のサイトで確認できます。
春のウェットスーツ

- 水温10〜15℃:セミドライ5mm
- 水温15〜20℃:フルスーツ3mm
- 水温18〜22℃:シーガル・ロングジョン
- 水温20〜25℃:スプリング
夏のウェットスーツ

- 水温20〜25℃:スプリング
- 水温22〜25℃:ショートジョン・ワンピース
- 水温25〜30℃:ベスト・タッパー
秋のウェットスーツ

- 水温10〜15℃:セミドライ5mm
- 水温15〜20℃:フルスーツ3mm
- 水温18〜22℃:ロングスプリング
- 水温20〜25℃:スプリング
冬のウェットスーツ

- 水温0〜10℃:ドライスーツ
- 水温10〜15℃:セミドライ5mm
- 水温15〜20℃:フルスーツ3mm
ウェットスーツの素材(スキン・ジャージ・起毛)
スキン

ウェットスーツの中心になる素材です。クロロプレンゴムを発泡させたスポンジのような構造で、断熱性がとても高く、水を通しません。
表面がつるっとしていて肌に密着しやすいので、手首・足首・首まわりなどに使うと水の侵入を最小限にできます。
ただし、丈夫さはあまりないので、多くの部分は表面にジャージ素材や起毛素材を貼るのが一般的です。
ジャージ

ニット地の表面素材です。スキンとくらべて、丈夫で強いのが特長です。
スキンは黒一色ですが、ジャージはいろいろな色があるので、デザインの幅が広がります。
ただし、水を吸いやすく肌への密着性も低いので、表面に使われます。
起毛

比較的新しい素材です。肌ざわりがよく、水をうまく保持して保温力を高めてくれます。
肌に直接ふれる素材なので着心地を左右しやすく、各メーカーが新素材の開発に力を入れている部分でもあります。
ウェットスーツのメンテナンス方法
使ったあとにそのまま放置するのはNGです。しっかりメンテナンスすれば、保温性や柔らかさを長く保てます。
ステップ1. 使ったらすぐ真水で洗う
海から上がったら、真水かぬるま湯で手洗いしましょう。
ウェットスーツの素材は塩分に弱く、そのままにしておくと劣化が早くなります。できるだけ、ウェットスーツが乾く前に海水を洗い流しましょう。
大きなバケツがあると、洗うのにとても便利です。着替えのときの足場にもなります。おすすめの「TOOLS バケツ」は、こちらの記事でまとめています。
関連記事TOOLS(ツールス)ウォーターボックスレビュー|サーフィンの着替えバケツは四角がおすすめな理由
熱いお湯は使わないようにしましょう。生地を貼り合わせている接着剤が弱くなることがあります。
ステップ2. ときどき専用シャンプーで洗う
ウェットスーツには、ワックス・砂・皮脂などの汚れがたまっていきます。定期的にウェットスーツ用のシャンプーで洗い流しましょう。
おすすめは、洗浄と柔軟が一度にできる「アロマウェット」です。ウェットスーツを買ったら、いっしょに用意しておくと便利です。
関連記事アロマウェット(AROMA WET)レビュー|ウェットスーツの洗浄・柔軟が1本でできる洗剤を試してみた
ステップ3. 日かげで干す
紫外線による劣化を防ぐため、直射日光をさけ、風通しのよい日かげで干しましょう。
乾燥機・脱水機・アイロンはウェットスーツを傷めるので使わないでください。
ステップ4. 専用ハンガーで保管する
日が当たらず、風通しのよい場所に保管します。
シワや型くずれを防ぐためにハンガーにつるすのが一般的ですが、細いハンガーだと肩の形がくずれてしまいます。肩の部分が太いウェットスーツ専用ハンガーがおすすめです。
破れたら自分で修理する
ウェットスーツに裂け目や破れができたら、専門店に修理を頼むこともできますが、小さなものなら自分で直すセルフリペアがおすすめです。手軽で早く、費用もおさえられます。
くわしい手順は、こちらの記事で解説しています。
関連記事ウェットスーツの修理方法|破れ・裂け目をウェットボンドで自分で直す手順
こちらが修理キットです。はじめて自分で直す人は、ボンドと補修用の生地がセットになったものが便利です。
長持ちさせるなら、ウェットスーツ用のシャンプーと、肩に負担がかからない専用ハンガーがあると便利です。
まとめ:迷ったらまずフルスーツ3mmから
- 着るメリットは、保温・けが予防・日焼け予防・浮きやすさ
- ウェットスーツは全9種類。水温と気温で使い分ける
- 1年中サーフィンするなら、まずはフルスーツを用意する
- メンテナンスは「すぐ真水で洗う → 日かげ干し → 専用ハンガーで保管」
ウェットスーツのおすすめブランドは、こちらの記事でくわしく紹介しています。
関連記事サーフィン用ウェットスーツブランド33社まとめ|特徴と迷ったときのおすすめ5社









