冬のサーフィン後はお湯シャワー|ポリタンク保温カバーとポータブルシャワーの選び方

冬のサーフィンが終わって、冷えた体に冷たい水をかぶるのはつらいですよね。この記事は「冬の海でも、お湯で体を流したい」という人向けです。
- ポリタンク+保温カバー+ポータブルシャワーで「お湯シャワー」を作る方法
- ポリタンク・保温カバー・シャワーそれぞれの選び方と、組み合わせるときの注意点
- お湯の温度とやけどの注意
- 温水が出る(加熱機能付き)ポータブルシャワーの種類と注意点
どれも商品ページやメーカーの表示で確認できたことをもとにまとめています。ポータブルシャワーについては、このサイトで実際に3機種を比べた結果も紹介します。
先に結論:冬のお湯シャワーは「口の広いポリタンク+保温カバー+Laser beak」
- 家でポリタンクにお湯を入れ、保温カバーで包んで海へ。上がったらポータブルシャワーで浴びるのがいちばん手軽です
- シャワーは、このサイトで3機種を比べて水圧1位だったLaser beakがおすすめ(記事を書いた当時の比較)。このサイトから買われているポータブルシャワーも、ほとんどがこの商品です
- Laser beakは本体をタンクに沈めて使うので、口の広いポリタンクを選びます
- 熱湯は入れない。お湯はぬるま湯程度にして、浴びる前に必ず手で温度を確かめてください
この記事で紹介している商品(7点)を一覧で見る
冬のサーフィン後にお湯で流す方法|必要なのは3つだけ
海の駐車場にシャワーがない、あっても冷たい水だけ、という場所は多いです。そこで、家からお湯を持っていく方法があります。そろえるものは次の3つです。
- ポリタンク:お湯を入れて運ぶ容器。20Lがよく使われます
- ポリタンクカバー(保温カバー):タンクを包んで、お湯が冷めにくくする
- ポータブルシャワー:タンクのお湯をシャワーにして出す
タンクを頭の上でひっくり返して、お湯を一気にかぶることもできます。ただ、それだとすぐになくなってしまいます。冬の防寒アイテムをまとめた冬のサーフィンの防寒グッズの記事でも書いたとおり、ポータブルシャワーがあれば細い水が広がって出るので、少ないお湯で効率よく体を流せます。
選び方|ポリタンク・保温カバー・ポータブルシャワー
ポリタンクは「口の広さ」と「20L前後」で選ぶ
ポリタンク選びでいちばん大事なのは、口の広さです。
充電式のポータブルシャワーには、本体(ポンプ)をタンクの中に沈めて使うタイプがあります。Laser beakもこのタイプです。Laser beakのレビュー記事でも「シャワーの本体が太いので、口の広いポリタンクでないと入らない」と書きました。灯油用のような口の小さいタンクでは使えないので注意してください。
容量は、1人なら20Lが目安になります。計算上の目安ですが、Laser beakのカタログ値の水量(強:4.0L/分、弱:3.0L/分、記事を書いた当時)なら、20Lで強なら約5分、弱なら6〜7分ほどです。このサイトで測ったときは強で5.6L/分出ていたので、実際はもう少し早くなくなると考えておきましょう。
そのほか、次の点も見ておくと便利です。
- コック付きか:シャワーを使わないときも、手や道具をさっと洗える
- 中を洗えるか:口が広いと中まで洗えて、清潔に保ちやすい
- 水専用か:灯油用のタンクを水に使い回すのはやめましょう
保温カバーは「手持ちのタンクに合うサイズか」を最初に確認
ポリタンクカバーは、タンクを包んでお湯を冷めにくくするケースです。夏は保冷にも使えます。
注意したいのはサイズです。同じ「20L」でも、メーカーによってタンクの形や大きさが違います。カバーによっては特定のメーカーのタンクに合わせて作られていて、ほかのタンクは入らないことがあります。カバーとタンクを別々に買うときは、カバーの内寸(または対応タンク)とタンクの外寸を見比べてください。
あると便利なのは次のような作りです。
- ファスナーが大きく開いて、タンクを出し入れしやすい
- ポケットがあって、シャワー本体やタオルを一緒に入れておける
- 持ち手がしっかりしていて、重いタンクを運びやすい(20Lの水は約20kgあります)
ポータブルシャワーは「水圧」と「バッテリーの持ち」で選ぶ
冬は、ウェットスーツを脱いでから体が冷えるまでが早いです。短い時間でしっかり塩や砂を流したいので、水圧の強さがいちばん大事だと考えています。
このサイトでは充電式ポータブルシャワー3機種を実際に買って比べました。シャワーヘッドを上に向けて噴き上げの高さを比べたところ、Laser beakは約100cmで、ほかの2機種(57cm・26cm)を大きく上回りました(記事を書いた当時の比較)。
バッテリーも重要です。冬は1回あたりの使用時間は短めですが、充電を忘れると使えません。Laser beakは、筆者が2年使ったあとの本体でも88分連続で動き、週2〜3回のサーフィンで使っても何か月も充電が持ちました。
お湯の温度とやけどの注意
熱湯は入れないでください。ポリタンクに入れてよいお湯の温度(耐熱温度)は、使うタンクのメーカー表示で確認してください。
ポータブルシャワーにお湯を使うときも同じです。Laser beakは、記事を書いた当時のカタログで「耐水温5℃〜50℃」とされていました。ただ、今の商品の表示はこちらで確認できていません。お湯はぬるま湯程度にとどめ、使う前に取扱説明書を確認してください。ポンプを沈めて使う以上、タンクのお湯の温度がそのままポンプにかかります。
もうひとつ気をつけたいのが、やけどです。保温カバーで包むと、思ったよりお湯が冷めないことがあります。上で紹介した防寒グッズの記事でも、熱湯を入れておくとサーフィン後もまだ熱すぎてかぶれないことがある、と書きました。浴びる前に、必ず手で温度を確かめましょう。子どもに使うときは特に注意してください。
お湯シャワーの準備と使い方の流れ

- 前の晩:ポータブルシャワーを充電しておく
- 出発前:ポリタンクにお湯を入れる。水とお湯を混ぜて、熱すぎない温度に。ふたをしっかり閉める
- 運ぶ:保温カバーで包み、車の中で倒れないように置く
- 海から上がったら:手で温度を確かめてから、シャワー本体をタンクに沈めて浴びる
- 着替え:外で着替えるなら、ポンチョを先にかぶってから脱ぐと風をさえぎれる
- 帰ったら:タンクのお湯は捨て、中をすすいでふたを開けて乾かす。シャワーも真水を通しておく
シャワーを浴びたあとの着替えも寒さとの勝負です。お着替えポンチョについてはお着替えポンチョのおすすめ記事でくわしく紹介しています。
冬のお湯シャワーにおすすめのアイテム
| 役割 | 商品 | ポイント |
| シャワー | Laser beak | このサイトの比較で水圧1位。本体をタンクに沈めて使う |
| ポリタンク | TS 水缶 MDタンク20L コック付 | 口が広い(キャップ直径約105mm)。コック付き |
| 保温カバー | TOOLS POLYTANK COVER シングル | 20Lタンク1個用。防水インナー、サイドポケット付き |
| 保温カバー | NOGES ポリタンクカバー 20L用 | プラテックの20Lタンクに合わせた作り |
| 着替え | TRANSPORTER お着替えポンチョ | シャワー後の着替えと風よけに |
※最新の価格・仕様はリンク先で確認してください。
ポータブルシャワー Laser beak
こんな人に:冬でも短い時間で、頭や体の塩・砂をしっかり流したい人。
特徴
- このサイトで充電式3機種を比べたとき、水圧(噴き上げの高さ)が約100cmで1位
- 4800mAhの充電式。2年使った本体でも88分連続で動いた(このサイトでの計測)
- ポンプとホース、シャワーヘッドだけのシンプルな形で、絡まりにくい
- このサイトから買われているポータブルシャワーの約9割がこの商品です(2026年1〜10月、もしもアフィリエイトの集計)
注意点
- 本体をタンクに沈めて使うので、口の広いポリタンクが必要です
- お湯はぬるま湯程度に。使える水温は取扱説明書で確認してください
- 電源ボタンと強弱ボタンの区別がつきにくい(レビュー記事で書いた弱点です)
TS(ティーエス)水缶 MDタンク20L コック付
こんな人に:Laser beakのような、本体を沈めるタイプのシャワーを使いたい人。
特徴(販売ページの記載より)
- 容量20Lの、屋外用の水専用容器(北陸土井工業)
- 口が広く、キャップの直径は約105mm。中まで洗いやすい
- コックとエアー抜き栓付き。シャワーを使わないときも手洗いなどに使える
- サイズは約幅370×奥行240×高さ333mm、素材はポリエチレン・ポリプロピレン
注意点
- 熱湯は入れないでください。入れてよいお湯の温度は、メーカーの表示で確認してください
- 保温カバーと組み合わせるときは、カバーの内寸と上のサイズを見比べてください
TOOLS(TLS)POLYTANK COVER シングル
こんな人に:サーフブランドのカバーで、タンクとシャワー・タオルをまとめて持ち運びたい人。
特徴(販売ページの記載より)
- 20Lのポリタンク1個用。カバーのみで、タンクは別売り
- 保温性のある素材で、夏は保冷にも使える
- PEVAの防水インナー付き
- 大きなサイドメッシュポケットがあり、シャワーやタオルなどの小物を入れられる。手提げハンドル付き
注意点
- どの20Lタンクにも合うとは限りません。手持ちのタンクの外寸と、商品ページのサイズを見比べてください
- 柄によって見え方が変わるので、色・柄は商品ページで確認してください
NOGES(ノージス)ポリタンクカバー 20L用
こんな人に:プラテック(PLATEC)の20Lポリタンクを持っている人。
特徴(販売ページの記載より)
- プラテックの20Lポリタンクに合わせて作られたカバー単品
- 冬は保温、夏は保冷バッグとしても使える
注意点
- ほかのメーカーの20Lタンクは合わない可能性がある、と販売ページでも注意されています
- 販売ページの内寸(高さ約34×幅約35×奥行約23cm)と比べると、上のMDタンク(幅約37×奥行約24cm)は入らない可能性が高いです。このカバーを選ぶなら、タンクもプラテック20Lに合わせるのが安心です
TRANSPORTER(トランスポーター)お着替えポンチョ
こんな人に:駐車場など外でウェットスーツを脱いで着替える人。
特徴
- 頭からかぶって、中で着替えられるポンチョ
- 風をさえぎり、体についた水も吸ってくれるので、冬の着替えが楽になります
注意点
- 生地・サイズ・形は商品ページで確認してください
温水が出る(加熱機能付き)ポータブルシャワーはどう?
Amazonで「ポータブルシャワー 温水」「加熱機能付き」と探すと、水を温める仕組みが付いた商品が出てきます。ただ、この記事で紹介した充電式のポータブルシャワー(Laser beakなど)は、タンクの水をくみ上げるだけで、水を温める機能はありません。「温水」をうたう商品は、主に次の2タイプです。
表は横にスクロールできます →
| タイプ | 温め方 | 必要なもの | 気をつけること |
| 投げ込みヒーター+シャワーのセット | 電気のヒーターを水に入れて温める | 家庭用コンセント、または大きな出力のポータブル電源 | 感電・やけど・空だき |
| ポータブルガス給湯器 | プロパンガスの火で、流れる水を温める | ガスの容器、水を入れたタンクやバケツ | 換気・一酸化炭素・火の取り扱い |
筆者(Hako)はどちらのタイプも使ったことがありません。ここでは「こんな選択肢がある」という紹介として、一般的に言える注意点をまとめます。
投げ込みヒーター(電気給湯器)タイプ
バケツやタンクの水に棒状のヒーターを入れて温め、そのお湯をシャワーで浴びるタイプです。1500Wなどの消費電力の大きいものが多く、家庭用のコンセントか、それだけの出力を出せるポータブル電源がないと使えません。
- 車のシガーソケットでは動きません。シガーソケットから取れる電力は1500Wよりずっと小さいです(何Wまで使えるかは車の取扱説明書で確認してください)
- ポータブル電源で使うなら、定格出力が1500W以上のモデルが必要です。また1500Wで使い続けると、1000Wh前後の電源でも1時間もたない計算になります。選び方はサーフトリップ向けポータブル電源の記事でまとめています
- 水の中に電気製品を入れて使うので、メーカーの取扱説明書の使い方を必ず守ってください。一般的には、水から出した状態で電源を入れない(空だき)、電源が入っている間は水やヒーターに触れない、といった注意があります
- 海の駐車場のような屋外・濡れた場所では、感電の危険が高くなります。コンセントやプラグが濡れないようにし、延長コードを使うならその定格(何Wまで使えるか)も確認してください
- ヒーターそのものも、温めたお湯も熱くなります。やけどに注意し、浴びる前は必ず手で温度を確かめましょう
向いている人:家の庭やコンセントのあるキャンプ場で使いたい人、大きなポータブル電源をすでに持っている人。
向かない人:海の駐車場で、車だけで手軽にお湯を使いたい人。
選択肢のひとつとして、次のような商品があります(筆者は使っていません。仕様・使い方は商品ページと取扱説明書で確認してください)。
ポータブルガス給湯器(プロパン)タイプ
プロパンガスの火で水を温めながら、ポンプでくみ上げてシャワーにするタイプです。ポンプを動かすバッテリーが内蔵されたものもあります。コンセントがない場所でも使えるのが強みですが、屋外向けの製品で、電気だけのシャワーより価格帯は高めです。
- ガスを燃やすので、車の中・テントの中など閉めきった場所では使わないでください。一酸化炭素中毒のおそれがあります。使ってよい場所や換気については、メーカーの注意事項を必ず確認してください
- 火を使うので、まわりに燃えやすいものを置かない、使い終わったらガスの元栓を閉める、といった火の取り扱いにも気をつけましょう
- 使えるガスの容器や接続の方法は製品によって違います。手に入るガス容器で使えるかを、買う前に商品ページで確認してください
- 水はタンクやバケツから吸い上げるので、結局はポリタンクなどの水も持っていくことになります
向いている人:車中泊やキャンプで、何回もお湯を使いたい人。
向かない人:サーフィンのたびに、さっと準備して帰りたい人。
こちらも選択肢として紹介します(筆者は使っていません。使い方・注意事項はメーカーの説明を確認してください)。
サーフィン帰りなら「家でお湯を入れて保温」がいちばん手軽
加熱機能付きのシャワーは、電源やガス、置く場所の準備が必要です。どちらも安全の注意点が増えます。サーフィンの帰りに手軽に使うなら、家でポリタンクにぬるめのお湯を入れて、保温カバーで包んで持っていく方法(この記事の方法)がいちばん安全で手軽です。電源もガスもいらず、充電式のポータブルシャワーがあれば十分です。
車中泊やキャンプで何度もお湯を使いたい、という場合に、上のようなタイプを検討するとよいでしょう。最新の価格はリンク先で確認してください。
よくある質問
- ポリタンクに熱湯を入れてもいい?
- 熱湯は入れないでください。入れてよいお湯の温度(耐熱温度)は、タンクのメーカー表示で確認してください。保温カバーで包むと思ったより冷めないこともあるので、浴びる前に必ず手で温度を確かめましょう。
- ポータブルシャワーでお湯は使える?
- 使えるかどうか、何度まで使えるかは機種によって違います。取扱説明書で確認し、お湯はぬるま湯程度にとどめてください。Laser beakは記事を書いた当時のカタログで「耐水温5℃〜50℃」とされていましたが、今の商品の表示は取扱説明書で確認してください。
- 保温カバーがあれば、お湯はどのくらい冷めない?
- 外の気温、風、お湯の量、海に入っている時間で大きく変わるので、一概には言えません。冷めにくくするには、車の中など風の当たらない場所に置いておくのがおすすめです。
- 20Lのお湯で足りる?
- 1人で体と頭を流すなら、20Lが目安です。Laser beakのカタログ値(強4.0L/分)で計算すると約5分ですが、このサイトで測ったときは強で5.6L/分出ていました。長く使いたいときは「弱」に切り替えましょう。
- ポリタンクカバーはどのタンクにも使える?
- 使えないことがあります。同じ20Lでもタンクの形や大きさはメーカーごとに違い、特定のタンクに合わせて作られたカバーもあります。カバーの内寸(対応タンク)と、タンクの外寸を見比べてから選んでください。
まとめ:迷ったらLaser beak+口の広い20Lタンク
冬のサーフィン後のお湯シャワーは、ポリタンク・保温カバー・ポータブルシャワーの3つでそろいます。
- シャワー:このサイトの比較で水圧1位のLaser beak
- ポリタンク:本体を沈められる、口の広い20Lタンク(MDタンクなど)
- 保温カバー:手持ちのタンクにサイズが合うもの
熱湯は入れず、お湯はぬるま湯程度に。浴びる前に手で温度を確かめて、やけどに気をつけてください。最新の価格はリンク先で確認してください。





