サーフィンのルール5つとマナー5つ|前乗り・スネーキングを動画で解説

この記事は、これからサーフィンを始める人・始めたばかりの初心者向けです。
サーフィンは自由なスポーツと思われがちですが、世界共通のルールがあります。ルールを知らずに海に入るのは、交通ルールを知らずに車を運転するのと同じくらい危険です。
この記事では、サーフィンのルール5つとマナー5つを、画像と動画を使って解説します。
この記事の要点
- いちばん大事なルール:「ワンマン・ワンウェイブ」。1つの波に乗れるのは1人だけで、ピークに近い人が優先
- ルール5つ:前乗りしない/ライディングコースに入らない/ボードを投げ出さない/危険回避を怠らない/スネーキングしない
- マナー5つ:集団で入らない/騒がない/ゴミは持ち帰る/シャンプーを流さない/駐車場のマナーを守る
- 迷惑をかけてしまったら:「すみません!」としっかり謝れば大丈夫。必要以上に怖がらなくてOKです
サーフィンのルール5つ

この画像の中に、ルール違反をしている人が5人います。どの人がどんな違反をしているか、わかるでしょうか?
正解はこちらの5人です。違反しているルールごとに説明します。

①前乗りしない(ドロップイン)
サーフィンには「ワンマン・ワンウェイブ」という世界共通のルールがあります。「1つの波に乗れるのは1人まで」という意味です。
波がいちばん最初に崩れ始める場所を「ピーク」と言い、ピークにいちばん近いサーファーにその波の優先権があります。ほかの人は邪魔をしてはいけません。
ピークから乗ってくるサーファーの前に割り込むことを「前乗り」と呼びます。サーファーの間でいちばん嫌われる行為です。
画像では右側が波のピークなので、ピンクの人に優先権があります。赤丸の2人はそれを無視して前乗りしています。
下の動画では、ピークから乗ってきたサーファーに気づかず前乗りしています。優先権のあるサーファーは、ぶつからないように避けて派手に転んでいます。
②ライディングコースに入らない
パドリングで沖に向かうときは、波に乗っているサーファーの進むコースを予想して、邪魔にならないよう大回りします。
コースと重なりそうなときは、安全な方向へ避けましょう。ときには、崩れた白波(スープ)のほうへ避けることも必要です。
画像では、黄色の2人がライディングコースの邪魔になっています。

波打ち際で練習するときも、乗ってくるサーファーの邪魔にならない場所を選びましょう。
下の動画のように、上手いサーファーはピークから、まだ崩れていない波の斜面(フェイス)に向かって走り抜けてきます。コースを予想して避けてください。
③ボードをむやみに投げ出さない
大きな波が来たからといってボードを手放すと、ボードは波に押されて、後ろへものすごい勢いで飛んでいきます。
後ろに人がいたら、大けがをさせてしまうおそれがあります。
画像では、グレーの人がこれにあたります。どんなときでも、できるだけボードは手放さないようにしましょう。
ボードが流されて人に当たらないよう、リーシュコードは必ず付けましょう。
④危険回避を怠らない
これはルールというより常識です。自分に優先権があっても、危ないと思ったらすぐにライディングをやめましょう。
画像ではピンクの人に優先権がありますが、目の前の人にぶつかる寸前です。相手がコースを邪魔していたとしても、危険を避けなかった責任はピンクの人にあります。

下の動画では、右のハイドロフォイルのボーダーに優先権がありますが、犬を乗せたサーファーに前乗りされています。そちらに気を取られて、コース上に浮かんでいたサーファーに気づかず衝突しています。
明らかに前方不注意です。ほかの2人にも非があるとはいえ、けがをさせて裁判にでもなれば、サーフィンのルールは法廷では通用しません。
⑤スネーキング(スネークイン)しない
画像にはありませんが、スネーキングもルール違反です。
ピーク付近でパドリングやテイクオフをしている人がいるのに、そのさらに奥(ピーク側)に回り込んで、波を横取りする行為のことです。中には、岸側から回り込んで優先権を主張する悪質な人もいます。
下の動画では、ピークから乗ってきた人が通り過ぎたあとに、後ろからテイクオフして優先権を主張しています。明らかなルール・マナー違反です。
初心者がルールを守れるか不安なときは
とはいえ、経験の少ない初心者が「コースを読む」「ピークの位置を見きわめて優先順位を判断する」のは簡単ではありません。これは経験を積むうちに、だんだんできるようになります。
初心者のうちは、どうしても周りに迷惑をかけてしまうことがあります。そんなときは「すみません!」としっかり謝りましょう。周りのサーファーもみんな、そんな時期を乗り越えてきています。きちんと謝れば、トラブルになることはまずありません。
必要以上に怖がらなくて大丈夫です。
ルールのほかに、これから始める人が知っておきたい道具や練習方法は「サーフィンの始め方ガイド」にまとめています。
サーフィンのマナー5つ
次に、サーフィンのマナーを紹介します。基本は日常のマナーと同じで、人が迷惑することはしないようにしましょう。
集団で海に入らない
1つのポイントに大人数で入るのは避けたほうがいいです。特に狭いポイントで、集団に雰囲気を乱されるといい気はしません。
騒がない
ふつうに話すくらいなら問題ありませんが、必要以上に騒ぐのはマナー違反です。
ゴミは持ち帰る
そのポイントで気持ちよくサーフィンできるのは、ローカルや地域の人がビーチクリーンなどを続けてくれているからです。
せめて自分のゴミは持ち帰りましょう。ポイ捨ては絶対にNGです。
シャンプーやリンスを流さない
着替えのときにシャンプーやリンスを使うのもNGです。下水処理のない場所で流すと、土や海の汚染につながります。
残念ながら、これはよく見かけます……。なぜ環境に悪いのかは、下の記事で詳しく説明しています。
関連記事海でのシャンプーはやめませんか?サーファーの「海シャン」が環境に悪い理由と髪のケア方法
駐車場のマナーを守る
駐車場があるポイントなら問題ありませんが、ないポイントもたくさんあります。
どこにとめていいかわからないときは、適当にとめずに、ローカルの人に素直に聞いてみましょう。障害者用のスペースや路上にとめるのは絶対にやめましょう。
まとめ:ルールとマナーを守って気持ちよく
サーフィンだから特別なマナーがあるわけではありません。いちばん大事なのは「ワンマン・ワンウェイブ」を守ることと、危ないと思ったらすぐ避けること。迷惑をかけてしまったら、しっかり謝りましょう。
ルールとマナーを守って、みんなで気持ちよくサーフィンを楽しみましょう。
これから道具をそろえる人は、「サーフィンに必要な道具一式」もあわせてどうぞ。





