サーフィン初心者が挫折する瞬間6選と乗り越え方|沖に出られない・立てない時は

うわぁーん(涙)
今日、波が大きすぎて全然沖に出られなかった・・・
才能ないのかな・・・
サーフィンって難しいから全然上手くいかなくて何度も挫折するんだよ。
僕が挫折した経験や、対処法を教えるね。
この記事は、サーフィンを始めたばかりで「うまくいかない」「やめたい」と感じている初心者向けです。
軽やかに波に乗るサーフィンは簡単そうに見えますが、実は挫折をくり返しながら上手くなっていくスポーツです。初心者がつまずきやすい6つの場面と、その乗り越え方を紹介します。前もって知っておけば、心が折れずにすむはずです。
この記事の要点
- 挫折しやすい6つの場面:沖に出られない/ボードを折る/怒鳴られる/立てない/大きな波が怖い/上手くならない
- 多くの悩みの原因:パドリング力の不足。まずはパドリングのトレーニングから
- 人に迷惑をかけたら:しっかり謝る。サーフィンのルールも事前に確認を
- 伸び悩んだら:技より基礎(パドリング・テイクオフ・ライディングフォーム)を固めるのが近道
1. 波が大きくて沖に出られない

いちばん絶望を感じるのが、この「沖に出られない」です。
波がある程度大きくなると、沖に出るにはパドリング力、カレント(潮の流れ)を見きわめる目、ドルフィンスルーなどのテクニックが必要になります。どれも始めたばかりの初心者にはないものです。
岸からは「出られそう」と思って入ってみても、崩れた白波(スープ)に何度も押し戻される。少し沖に出たと思ったら、大きな波(セット)が目の前で崩れて一気に岸へ……。それをくり返すうちに力尽きて、砂浜で体育座り。
そんな私たちを横目に、上手いサーファーはあっという間に沖へ。無力感と恥ずかしさで、なんともいえない気持ちになります。
イメージしていたサーフィンとまったく違う現実を突きつけられて、ここでやめてしまう人がたくさんいます。でも、ここであきらめるのは本当にもったいないです。
私の経験談を紹介します。
地元のサーフショップの大会で、小学6年生くらいの女の子が、大人に混じって一般クラスにエントリーしていました。
当日の波はオーバーヘッド。その子には大きすぎる波でしたが、試合開始と同時にパドルアウトしていきました。
大人のサーファーが次々と沖に出ていく中、その子は当然沖に出られず、何度も押し戻されていました。
でもすごいのは、試合中の30分間、あきらめずにひたすらパドリングを続けていたことです。
結局沖には出られず、くやし泣きしながら帰ってきましたが、すごい根性だなと驚きました。
その子は数年後にプロサーファーになり、いまも第一線で活躍しています。
このように、「沖に出られない」はプロでも経験する、上達の通過点です。くやしさをバネに、何度も挑戦する根性が必要です。
ドルフィンスルーやカレントを読む知識も大事ですが、沖に出られない原因の大部分はパドリング力の不足です。家でできるパドリングのトレーニング方法を下の記事にまとめています。パドリングはサーフィンの基礎なので、ぜひ試してみてください。
関連記事サーフィンのパドリングを鍛える自宅トレーニング|パド筋を効率よく鍛える器具と方法
2. ボードを折ってしまった

初心者はボードを折ってしまうことがよくあります。特にショートボードの人は要注意です。
ちなみに僕は3回もボードを折ったよ 涙
原因のほとんどは、岸近く(インサイド)でテイクオフに失敗して、ボードの先(ノーズ)が海底に刺さってポッキリ折れるパターンです。
このとき、心も一緒にポッキリ折れてやめてしまう人がたくさんいます。「せっかく買ったボードなのに……」「周りの目も恥ずかしい」。
かなり落ち込むと思いますが、怖がってテイクオフできない人に比べたら100倍ましです。突っ込んだ自分の勇気をほめてあげましょう。
次に同じような場面が来たら、無意識にビビると思いますが、迷わず突っ込みましょう。チャレンジしなければ上手くなりません。
ノーズが折れたくらいなら修理できますし、乗り心地にもほとんど影響しません。私は自分で適当に直していました。
折れる主な原因は、波をとる位置(ポジション)の悪さと、パドリング不足です。
テイクオフした直後に、波が崩れたのではないでしょうか?波にボードの後ろ(テール)が持ち上げられて、ノーズから海底にダイブ……。上手い人はもう少し沖のうねりの段階でテイクオフしますが、それにはパドリング力が必要です。
根本から解決したいなら、パドリングの筋肉(パド筋)を鍛えることです。ここでも上で紹介したパドリングトレーニングが役立ちます。
3. 怒鳴られてしまった

まず、サーフィンのルールはわかっていますか?
ルールを知らずにサーフィンするのは、交通ルールを知らずに車を運転するようなもので、とても危険です。下の記事でルールを解説しているので、しっかり頭に入れておきましょう。
関連記事サーフィンのルール5つとマナー5つ|前乗り・スネーキングを動画で解説
ただ、ルールをわかっていても、周りに迷惑をかけてしまうことは誰にでもあります。
- 沖から乗ってきた人を避けきれず、邪魔してしまう
- 気づかずに「前乗り」してしまう
特に初心者はこうしたことが起きがちです。相手によっては、一発で「出てけ!」と怒鳴られることもあります。どんなに穏やかな人でも、何度も邪魔されればトラブルになりかねません。
いきなり上手い人に怒鳴られたら、かなりビビりますよね。気の弱い人だと、海に行く勇気がなくなってしまうかもしれません。
対処法は、邪魔をしてしまったら、しっかり相手に謝ることです。悪気がないことが伝われば、よほどのことがない限りトラブルは避けられます。
どんなに上手くなっても、まったく迷惑をかけないのは難しいです。混んでいる海ではなおさらです。逆の立場になることもあります。お互い常識を持って接すれば、まったく問題ありません。
4. いつまでたっても立てない

サーフィンでいちばん多い悩みが「立てない」、つまりテイクオフができないことだと思います。
- 立ってもすぐにバランスを崩して転ぶ
- 立とうとしても膝立ちになってしまう
特にショートボードは、テイクオフができるようになるまでにかなり時間がかかります。うまくいかないし、転ぶと恥ずかしいし、疲れるし……。この期間が長いうえに、ここまでに書いた挫折も重なって、やめてしまう人が多くいます。
ですが、ここがサーフィンでいちばん高い壁です。この壁を越えると、一気にサーフィンの楽しさが見えてきます。
対処法は、これまでにも紹介したパドリングの強化に加えて、家での柔軟体操とテイクオフの練習です。
テイクオフでは、ボードに両手をついて上半身を起こし、ボードと上半身の間に足を滑りこませます。体がやわらかい人はこの動きがスムーズにできますが、硬いとバランスを崩しやすくなります。腰と股関節まわりの柔軟体操と、テイクオフのくり返し練習で身につけましょう。
5. 大きな波にビビってしまった

パドリングがある程度できるようになると、波の大きな日でもサーフィンできるようになります。
岸からは「そんなに大きくないな、行ける!」と思っても、海に入って目の前で見ると、岸で見たときの倍以上に大きく感じます。
なんとか沖に出られても、そのサイズの波に乗ろうとすると、崖から飛び降りるような感覚になります。頭より大きいサイズになると、体感では建物の2〜3階くらいの高さです。ジェットコースターより怖いです……。
結局、乗る勇気が出ずに岸に帰れない。なんとか小さい波を見つけて、そそくさと逃げ帰ります。
日本の海なら、人とぶつからないよう気をつけていれば、大けがをすることは少ないです。勇気を出してチャレンジするのもいいですし、自分に合ったポイントに移るのもいいと思います。
6. 全然上手くならない

波にコンスタントに乗れるようになり、波の斜面(フェイス)を滑る感覚が身についたあとも、けっこう伸び悩みます。
このくらいになると見える景色がガラッと変わり、自信がついてきます。そして調子に乗って、一人前のサーファーになったと勘違いする人がいます(私がそうでした……)。
でも、まだサーフィンのスタートに立ったばかりです。岸から見比べるとわかりますが、上手い人と、なんとか乗れる人のライディングには大きな差があります。
それに自分では気づかないので、難しいターンやリッピングの練習に励むようになります。基礎が固まっていないうちに技を練習しても、うまくいくはずがありません。長いスランプに入って、嫌になることもあります。
サーフィンの基礎は、パドリング、テイクオフ、そしてライディングフォームです。これがしっかりしてくると見た目もかっこよくなり、波の力をうまく使ってスピードも出せるようになります。
どんなスポーツも同じですが、まずは基礎を固めるのが上達への近道です。
ライディングフォームの練習には、サーフスケートがおすすめです。アップスやボトムターン、カットバックの動きもイメージでき、何より陸で練習できるのがうれしいところです。選び方とおすすめのモデルは下の記事で紹介しています。
関連記事サーフスケートおすすめ9選|陸トレでサーフィンが上達するモデルとデッキサイズの選び方
初心者がやりがちな「上達が遅れる5つの行動」も、あわせてどうぞ。
関連記事サーフィンが上達しない原因は?初心者がやりがちな上達が遅れる行動5選
まとめ:それでもサーフィンは最高!

・波が大きくて沖に出られない
→パドリング強化・根性!
・ボードを折ってしまった
→パドリング強化・勇気!
・怒鳴られてしまった
→しっかり謝る・常識的な行動!
・いつまでたっても立てない
→パドリング強化・柔軟性!
・大きな波にビビってしまった
→勇気!(無理なら自分に合ったポイントへ)
・全然上手くならない
→フォーム作り・基礎固め!
ほとんどのサーファーが、これらの壁を越えながら上手くなっていきます。この場面に出会ったら、この記事を思い出して乗り越えてください。
その先に待っているサーフィンの楽しさは、はかり知れません。
道具選びや練習の順番をもう一度確認したい人は「サーフィンの始め方ガイド」を、サーフィンの魅力を知りたい人は下の記事をどうぞ。
関連記事サーフィンの魅力・楽しさとは?メリット25個とデメリットを紹介





